グルダ／モーツァルト・テープス(10のソナタと幻想曲) 3CD お歳暮

モーツァルト・アーカイヴ 3枚組
disc 1
①ピアノ・ソナタ第10番ハ長調 K.330
②ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332
③ピアノ・ソナタ第13番変ロ長調 K.333
disc 2
①ピアノ・ソナタ第1番ハ長調 K.279
②ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 K.280
③ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 K.281
④ピアノ・ソナタ第4番変ホ長調 K.282
disc 3
①ピアノ・ソナタ第5番ト長調 K.283
②幻想曲 ハ短調 K.475
③ピアノ・ソナタ第15番ハ長調 K.545"Facile"
④ピアノ・ソナタ第9番ニ長調 K.311

フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
録音:1980年 (K283のみモノラル録音)

「ザ・グルダ・モーツァルト・テープス」と題されたCD3枚組で、10曲のソナタと幻想曲1曲が収録されています。グルダが50歳のときの演奏で、偶然に発見されたカセットテープに録音されたプライベート録音を、グルダの息子パウルの監修で細心の注意を払って入念にマスタリングしてCD化したものです。ピアノ・ソナタ第5番のみどういうわけかモノラル録音ですが、全体としては音質には全く問題ありません。むしろオン・マイクでクリアなピアノの音が好ましいくらいです。リラックスして自然体で弾かれた演奏は、もう最高としか言えません。天国のグルダが、2006年のモーツァルト・イヤーにプレゼントしてくれた最高の贈り物です。

グルダのモーツアルト演奏は素晴らしい。弱音も強音も、一つ一つが粒だち、音の響きが素晴らしい。多分もっと素晴らしいのは、そのリズムに躍動感があることであり、モーツアルトとグルダが渾然一体となっている。幼子のリズム感のような生理的次元で溶け合っている。そしてどの曲を聴いても聴き終えた後にある種の活気が残る。聴いているとき何ほどすごく感じても聴き終えた後に何も残らないものもあるだけに、これは貴重です。そんなわけで朝出かける前に一曲は聴く。ピアノはベーゼンドルファーでグルダが愛用したという。録音もよい状態です。

初期輸入盤【廃盤】盤面傷無し　
開封済ですが新品に近い美品です

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